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【W杯・試合採点】メキシコ対ブラジル(グループA)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

メキシコ対ブラジル 寸評

 グループA、メキシコ対ブラジルの一戦は、非常に強度の高い面白い試合になった。個の力を重視するブラジルのサッカー。組織での崩しを重視するメキシコのサッカー。正反対のサッカーが、ぶつかり合い、互角の戦いをみせたのだ。

 ネイマールやオスカルのドリブルは冴え渡っていた。メキシコのパスワークも十分機能していた。それでも、スコアレスドローに終わったのは、お互いの守備陣が奮闘したからだ。特に、輝いたのは、メキシコのGKオチョアだ、至近距離からのシュートを次々に止めて、ブラジルの選手を絶望させた。

 試合は最後の最後まで、張りつめたまま終わり、スコアレスドローにもかかわらず、観客を興奮させる魅力的な試合を両軍は披露した。

(文:内藤秀明)

【了】

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