「香川のシュート数はゼロ。まるで孤島」
ザッケローニ監督の采配を疑問視するメディアも。
『dailian』は、「ザッケローニ、“フィジカル”の長谷部をなぜ外した」と題して、「この日、逆転勝利に貢献した人物は、ボニーでもジェルビーニョでもない。後半に投入されたドログバと、日本のザッケローニ監督だ」と批難。
長谷部を「ヤヤ・トゥーレとのフィジカル戦で優位性を示し、決定的な得点チャンスを与えていなかった」と評価し、「ザッケローニは長谷部を遠藤と交代させて、コートジボワールに攻撃力を与えた。ザッケローニの明白な判断ミスだった」と敗因を述べている。
個々の選手で見ると、注目が大きかったためか、香川に対する記事が少なくない。「見えなかった香川、W杯でも不振」との記事を報じたのは『OSEN』だ。
「香川は前半戦、ほとんど姿が見えなかった。動きが活発でなく、ボールが来た時も不十分なタッチでチャンスを作れなかった。ボールを取られる姿も見られた」と、コンディションの上がらないエースの不調を敗因の一つと見た。
『スポーツ朝鮮』は、「崩れた日本、本田、そして香川。16強の可能性は半分以下」という記事を掲載。本田の先制点については「幻想的な左足が生み出した作品」と称賛する一方で、香川を「日本の毒」と酷評した。
「10.346kmを走ったが、彼(香川)のシュート数はゼロ。スピードもなく、チームメートとの呼吸も合わなかった。まるで孤島だった」と独特の言い回しを使っている。
アジア勢の苦戦を他人事とは考えていない韓国。日本、オーストラリアの敗戦を通じて、「私たちに与えた共通の教訓は“体力”」(『OSEN』)と分析するメディアも多く見受けられた。
アジア勢が今大会の初勝利を飾れるかという視点からも、6月18日(日本時間)の韓国とロシアの対戦は注目だ。
【了】
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