「フットボールは自信があればポジティブな結果が出る」
控えGKパナギオティス・グリコスは、日本戦の展望について次のように記者会見でコメントしている。
「毎試合が同じではなく、それぞれに違いがある。日本に対しては違う戦い方がある。それを考えるのは監督の仕事。僕たちはそれに従うだけだ。フットボールは自信があればポジティブな結果が出る。コロンビアには負けたが、より強く、より激しく、何も恐れずに日本との試合に臨むつもりだ」
16日のギリシャのトレーニングは、メンバー全員が参加した。
日本戦で注目すべき選手は2人いる。まずは膝のけがの影響から、昨シーズンに移籍したフラムで出場機会に恵まれず、コロンビア戦も途中出場となったFWコンスタンティノス・ミトログル。裏のスペースへの飛び出しを得意とする、得点力を備えた危険なストライカーだ。
そしてもうひとりは、「ギリシャのメッシ」と呼ばれるドリブラーのMFヤニス・フェトファツィディス。身長168センチと、高さを誇るギリシャの中では珍しく小柄な選手だが、彼のドリブル突破は日本に脅威を与えるかもしれない。
「逆転をねらった」と語るサントス監督が、コロンビア戦の後半に切った交代カードは彼ら2人だった。となれば、少しでも多くの得点が必要とされる日本戦で、彼ら2人がスタメンに名を連ねる可能性は高い。要警戒だ。
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