ガーナ対アメリカ 寸評
2大会連続で対戦していた因縁の対決が、ブラジルの地でも実現。過去2戦はどちらもガーナが勝利をおさめていたのもあってか、下馬評は、ガーナ有利だった。しかし、アメリカはサプライズを起こす。なんと試合開始30秒でデンプシーがゴールを奪ったのだ。こうしてアメリカは非常に幸先の良いスタート切った。
しかし、ガーナは慌てない。その後のほとんどの時間、その高い身体能力を活かして、ゲームを支配し続ける。ガーナが同点弾を決めるのは時間の問題だった。
すると、かなり時間はかかったが、その時は、後半37分に訪れる。ボックス内で受けたギャンの落としに、アンドレ・アイェウが反応。キーパーのニアを突き、ようやく同点に追いつく。
この後もガーナペース。この戦いは、ガーナが逆転できるか、同点のままで終わるか、その2択に思われたが、試合終盤にアメリカが、再び全世界に驚きを提供する。86分、コーナーキックから、ブルックスのヘッドで勝ち越し弾を奪ったのだ。
その後、ガーナは攻めるも、スコアは動かず試合終了。ほとんどの時間が、ガーナペースだったにもかかわらず、少ないチャンスを決めきり、アメリカが2-1で勝利。貴重な勝ち点3を手にした。
(文:内藤秀明)
【了】
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