「まとまりのなさが、日本を傷つける」
今大会の全試合を放映するSBSのフットボール・ポータル「the World Game」は、「コートジボワールの後半の反撃が日本を粉砕」「コートジボワールの2連発が日本を倒す」と見出しを掲げた。
さらには、試合後の会見での日本代表アルベルト・ザッケローニ監督のコメントを拾った「まとまりのなさが、日本を傷つける」という見出しの記事もアップされた。FOX SPORTSは、「ドログバがもたらしたインスピレーションでコートジボワールが逆転、日本を退ける」とディディエ・ドログバの交代が引き寄せた大きな流れの変化にも言及した。
日本が派手に勝っていれば、また扱いも違ったのかもしれない。それでも、オーストラリアのサッカー・ファンにとっては、アジアのライバルである日本の動向を気にするよりも、まずは自国代表の次戦(オランダ戦)が大事と言う思いが大勢を占める。
前回王者のスペインを5-1で完膚なきまでに叩いたオランダとの試合、これをどう乗り切るか――そのことに比べて日本戦に関しての関心が低いのは致し方のないところだ。
現地の報道とは少し異なるが、今回の日本対コートジボワール戦に関連した、ある“場外乱闘”が発生した。その事件は、元豪州代表MF/DFで68試合の代表歴があるスコット・チッパーフィールドのあるツイートに端を発する。
【次ページ】チッパーフィールドの愚かな行為