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イタリアメディアが見た日本。同郷ザックの更迭にまで言及。現地2紙は共に本田に最高点、香川に最低点

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

趨勢がひっくり返された理由は「ドログバが入ったこと」

 ゴールシーンについては「長友がCKの後で上手くボールを扱い、エリア内でフリーとなっていた本田を“釣る”。そしてミラニスタは素晴らしいボールコントロールを決め、左足でクロスバーの真下に蹴り込んだ。素晴らしいゴールだった」と描写。

「日本はスピードを活かして守備から攻撃に転じられるときには危険性を発揮した。一方コートジボワールは、ボールは支配してもゴールから20m前では無益となっていた」と、少なくとも1-0でリードを保っていた前半についてはそれなりに日本の健闘を認めていたのである。

 これがコリエレ・デッロ・スポルトになると、「日本は1時間勝利の夢を愛でていた。コートジボワールは、敗北のリスクにさらされていた」。

 この趨勢がひっくり返された理由は「ドログバが入ったこと。彼の投入によってエリア内でフリーになる味方が増えた。ピッチにいるのは30分間で十分だった(ガゼッタ・デッロ・スポルト)」。

 同紙のレポートによれば「彼が投入された後、ザッケローニ監督は選手たちに引きすぎないよう指示をしていた」としている。

 ドログバの存在によってCBに圧力がかかり、DFラインが下がって中盤のプレスが甘くなり、クロスを放り込まれたという図式がここからも見える。

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