コロンビアに3失点。サントス監督の分析
ただし、ギリシャ代表が泊まっているホテルは街の人々に筒抜けであり、いつもホテルの前には警察車両や野次馬が待機している。タクシーに乗れば、どの運転手も「ここがギリシャのホテルだぜ」とご丁寧に教えてくれる。美しく穏やかなビーチだが、のんびり散歩隊を結成、というわけにはいかないかもしれない。
初戦のコロンビアとの試合を0-3で落としたギリシャ。W杯直前に行われたポルトガル戦、ナイジェリア戦に引き分けるなど、直近の45試合においてわずか5敗という安定感を誇るギリシャが初戦で大量失点を喫したことには、誰もが驚きを隠せないようだ。
コロンビア戦の翌日、現地時間15日にアラカジュで記者会見に臨んだフェルナンド・サントス監督は、「新聞を読めば、みんなが0-0と書いていたが、ギリシャはコロンビアを相手にクリエイティブな攻撃を仕掛けられたと思う。前半の早い時間帯(5分)に失点したが、同点に追いつくためにたくさんのチャンスを作った。
前半の終わり頃には、逆転もできそうな流れになってきたが、相手に2点目のゴールが決まってしまった。それでもまだ、ゲカスのダイビングヘッドがポストを叩くなど、ギリシャは心理的な強さを見せた。
0-3で敗れたが、きちんとプレーはできたので、ポイントを話すのは難しい。コロンビアは少ないチャンスで3つのゴールを決めた。我々はさらに多くのチャンスを作ったが、1つも決められなかった。サッカーはその結果で決まってしまう」と試合を振り返った。