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【W杯・試合採点】エクアドル対スイス(グループE)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

エクアドル対スイス 寸評

 グループE初戦、エクアドル対スイスは、まずエクアドルが主導権を握る。モンテーロが左サイドで積極的に仕掛け、チャンスを演出。すると、前半22分、その左サイドで得たフリーキックから、エネル・バレンシアのヘッドによるゴールが生まれた。

 その後、スコアは動かず前半を折り返し、後半に入ると、名将オットマール・ヒッツフェルト監督まず動く。シュトッカーに代え、メーメディを投入する。その交代直後の、後半3分、コーナーキックから、交代選手のメーメディがゴール。同点に追いつく。その後は、スイスが支配し、エクアドルはカウンターを狙うという展開。お互いによい攻撃をみせるが、守備陣の奮闘もあり、得点が決まらない。

 しかし、アディッショナルタイムにとうとうエクアドルの集中が切れる。エクアドルは、スイスのペナルティーボックスまで攻め込み、得点まであと少しというところまで迫るが、スイスのベーラミによる執念のタックルでゴールを決めきれない。

すると、ボールを奪ったベーラミがそのままドリブルでカウンター。ファールを受けながらも、前線にボールを繋ぐ。エクアドルは、攻守の切り替えが遅く、スイスは数的有利な状況に。この好機を、またもや途中交代のセフェロビッチが決めて土壇場で逆転に成功。スイスは、ヒッツフェルト監督の采配が見事的中し、2-1で勝利をおさめた。

(文:内藤秀明)

【了】

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