「現代サッカー界では、ワンマンの独裁者になるのは難しいし、常に罵声を浴びせるのは建設的でない」
現在、母国スウェーデンにて休暇中のエリクソン氏は、同紙を実家に招待し、W杯を語るついでに自身の赤ワインブランド「スベン」の売り込みも行った。
過去のW杯3大会を、イングランドで2度、コートジボワールで1度指揮したエリクソン氏は、「W杯に優る大会はない。チャンピオンズリーグやプレミアリーグは大きな大会だが、W杯の比ではない。世界最大の1ヵ月にわたるサッカーのお祭りだ」と語った。
一方で、自身が指揮官としての穏やかなスタイルが批判され続けていることに対して問われると、次のように話した。
「現代サッカー界では、ワンマンの独裁者になるのは難しいし、常に罵声を浴びせるのは建設的でない。私はイタリアやイングランドでベンチからの声が無いと非難されたが、私は子供が2人いるし、彼らが悪い事をしても叫んだことはない。私は面と向かって話し合う」
「それはサッカー選手でも同じだし、罵声を浴びせることは良くない。彼らはそのように扱われることを望まないし、そうされた時は黙っているかもしれないが、心の中では嫌っているはずだ」
さらに、各国選手の特徴については、「イングランドの選手は他国よりも飽きやすい性格で、本大会ではそれが問題だった。彼らは買い物を特に楽しんでいたように思う。イタリアやブラジルの選手は座ってコーヒーを与えれば、何でも話した。コートジボワールの選手は昼食、夕食、移動中のバスの中でも一緒に歌っていた」と説明している。
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