前半は本田のゴールで1-0も、ドログバ投入で一変
日本代表は現地時間14日、レシフェのアレナ・ペルナンブーコでのW杯初戦でコートジボワールと対戦した。
日本は、CBに今野泰幸ではなく森重真人、ボランチに直近の2試合を欠場した長谷部誠が先発。そして、1トップには大迫勇也が選ばれた。
対するコートジボワールは、欠場の可能性も報じられていたヤヤ・トゥーレが先発も、ディディエ・ドログバがベンチスタート。代わってウィルフリード・ボニーが先発した。
グループリーグ突破のためには、何としても負けられない一戦。ファーストシュートはコートジボワール。
前半6分、カウンターから右サイドを抜け出したジェルビーニョが中へ切り込むと、エリア内に入り込んだボニーへパス。しかし、ボニーが放ったシュートは枠を捉えなかった。
試合が動いたのは同16分。長友佑都が香川真司とのパス交換から中央の本田圭佑に繋ぐと、パスを受けた本田が右足でコントロールしてシュート体制へ。そして、左足で放った鋭いシュートがネットに突き刺さり、日本が先制点を挙げた。
その後は同点を目指してペースを上げたコートジボワールの攻勢が続くも、日本は集中力の高いディフェンスを見せてゴールを許さず。
前半は1-0でリードして前半を折り返した。
後半に入ると、日本は9分に長谷部に代えて遠藤保仁を投入。
対するコートジボワールも17分にボランチのセレイ・ディエに代えてディディエ・ドログバを投入。攻撃の枚数を増やして同点を目指す。
すると19分、右サイドバックのオーリエからのクロスにボニーが頭で合わせてゴール。さらに21分、再びオーリエがクロスを上げると、今度はジェルビーニョがヘディングで決めて2-1。ドログバ投入後、試合は一気にひっくり返った。
ハーフタイムに話を聞いた神谷氏が「長友がサイドを上がって香川が中に絞る日本の形が相手に研究され、左サイドを攻め込まれている」と話していたように日本の左サイド=相手の右サイドから2得点を決められてしまった。
何とか流れを変えたい日本は直後の22分、大迫に代えてザンビア戦で決勝ゴールを挙げた大久保嘉人と投入。大久保を左、香川をトップ下、本田をトップに配置転換して修正を図る。
さらに同40分には、香川に代えて柿谷曜一朗を投入して同点を目指すも得点には至らず。そのまま1-2で敗れた。
グループCでは、この試合に先立って行われた試合でコロンビアがギリシャを3-1で撃破。日本の第2戦は、互いに勝ち点を獲得できなかったギリシャ戦。次戦は何としても勝ち点3を獲得しなければならない。