話題になったのは、番組内容だけではなく
それは、NHK総合で放送されたサッカー日本代表の本田圭佑選手を特集した「プロフェッショナル 仕事の流儀」である。以前にも本田の長期密着取材を行ったことで知られるこの番組は、今回はワールドカップ直前スペシャルとして6月2日と9日の2週に渡って放送。
第1弾では、極秘に行われた石垣島合宿やACミラン移籍の舞台裏、コンディションを上げる為の砂上トレーニングにも密着。第2弾では独占ロングインタビューを放送するなど、これまで世に出ることのなかった本人の思いなども明かされることとなった。
だが話題になったのは、番組内容だけではなく、もうひとつあった。それは、この番組を紹介する新聞のテレビ欄だ。テレビ欄の番組紹介文は横組みだが、第1弾にあたる2日の放送日の番組紹介文を左端にある頭文字をつなげると、「日本ガンバレW杯」というメッセージが浮かび上がってくるのである。
いわゆる「縦読み」というものである。縦読みは、第2弾の9日放送のテレビ欄でも行われ、左端から右端の頭文字につなげて縦に読むと、「決勝ゴールを待つ」(「―」は数字の1で表現)となったおり、これは番組から本田圭佑本人へのメッセージにもなっていたようだ。
メディアでのインタビューを受けないため、その心中を「深読み」される本田。だがこの「縦読み」メッセージを受けた本田は、ワールドカップで決勝ゴールを決めることができるか。注目だ。
【了】
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