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日本はコートジボワールをどう抑えるべきか? カギ握るジェルビーニョの無力化、必要なのは長友の推進力

text by 河治良幸 photo by Getty Images

重要になってくるカバーリング

 一方で、自分が守備だけでなく攻撃に行くことで、相手のリズムを崩すことが結局はジェルビーニョ封じにもつながると見ている。そこは徹底したマークでエトーを封じた4年前のカメルーン戦とは決定的に違う。

「前線の選手は攻撃がすごいけど、守備ができる選手がいない」

 長友が主張するように、前線のプレスバックに緩さが見られるコートジボワールに対しては、右サイドの内田篤人あるいは酒井宏樹がタイミング良くオーバーラップすることも効果的だ。ただ、チームとしてリスク管理をしっかり行うことが大事なことも心得ている。

「僕たちが上がったところをボランチがカバーするのか、センターバックがスライドでカバーするのか。そういったところをしっかりやれれば崩していけるとは思う」

 攻撃力をもって攻撃力を制する。中盤を起点に長友がタイミング良くスタートを切れば、その瞬間にジェルビーニョは付いてこられないだろう。その時点でもクロスから得点チャンスを生み出せるはず。そこで前線の選手がどうゴール前に入って行くかも重要だ。

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