照準はグループ突破
記者会見でコロ・トゥーレは「各自がしっかりと仕事を果たしたとき、我々を止められるチームは世界を見渡しても多くはない」と、コートジボワールの魅力を押し出したスタイルの志向を口にした。また、「自信を得るためには、日本との初戦が非常に大事だ」と述べたが、同時に、「仮に初戦で結果が出なくても我々は前に進むつもりだ」と、3戦をトータルで戦い抜くことを誓った。
ラムシ監督は、「歴史的にグループリーグを突破したことがないコートジボワールにとって、最大の目標は突破を果たすことだ」と強調。コロンビア代表などからは、「3戦だけで終わるつもりはない」といった決勝トーナメントを見据えた発言も聞かれるようだが、コートジボワールは、あくまでもグループリーグ突破にすべての照準を合わせているようだ。
その日、記者会見が終わってすぐに行われたトレーニングは、ストレッチを入れながら、パス&コントロールのトレーニングで体を温めていく。4人一組で、縦パスを入れて、落とし、前へ。これを繰り返した後は、ハーフコートを使った11対11のゲームへ。ここから非公開となった。
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