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“対戦相手の印象は?”メディアの無意味な質問に本音を語らなくなった選手たち。理解できる本田の取材拒否

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

イングランドでも同様の問題。“模範解答”はルーニー

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“模範解答”を示したルーニー【写真:Getty Images】

 これは、もちろん日本に限った問題ではない。私が覚えている限り、イングランドの選手たちもW杯のトロフィーを獲得出来るか質問を受けていた。今回は間違いなく、ロイ・ホジソンのチームをお気に入りに据えている人などいないにも関わらず。

「我々は、数字を気にしたりはしない」

 ダニエル・スタリッジは、BBCに対して語っている。

「W杯で優勝出来るかは分からない。しかし、我々は勝者だ。勝利のために最善を尽くすよ」

 ウェイン・ルーニーは、わずかに世界王者となる可能性を否定しなかった。彼は、「私には、我々がどうなるのか見当もつかないよ」と、ミラー紙に語った。

「我々は、トーナメントに大きな影響を及ぼす事が出来ると思うし、決勝まで進出し、多くの人々を驚かせることも可能だ。しかし、私が今言える事は、このチームが持つ可能性とクオリティーは本当に刺激的なものであるということだけだ」

 選手は常に大会に勝つことが出来るかを問われ続けている中で、彼の“チームのポテンシャルと試合でゴールを決める事はエキサイティングだ”という答えは正しい。

 だからこそ、我々はそのような質問を止める必要があるだろう。

【了】

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