日本代表DF内田篤人は現地時間12日、ベースキャンプ地イトゥでの練習後に取材に対応した。
今年2月に右太ももを負傷し、シーズン後半戦に長期離脱を強いられた内田だが「多くの人にサポートしてもらって順調に回復出来た」と語った。
さらに、サポートした人々の思いを背負っているかという問いに対しては「重圧にはならない。今までは自分やチームのためだったけど、『人のために』という方が頑張れる。ケガしなければ気がつかなかった事。ケガした事が良い事ではないけど、サポートしてくれる人がいる事に気付けた事は良い事だった」と心境の変化を語った。
2日後に迫ったコートジボワール戦に向けて質問されると、「FIFAランクは俺たちが一番低い?」と“逆取材”。
そして、コートジボワールが23位、ギリシャが12位、コロンビアが8位で日本が46位であることを伝えられると「そういうことです。急にすごいプレーが出来るわけではないし、普通に出来れば良い」と、自然体で臨む姿勢を見せた。
4年前の南アフリカ大会では出場することなく大会を終えたが「しっかりやってきた事を出して納得出来れば良い。4年経って思うと、納得せずに帰ってきたことに後悔している」と、この4年間を語り「これまでやってきたことをブラジルで残せれば。毎日練習後、自分は100%出せたのか問いかけている」と、本大会に向けた思いを語った。
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