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コートジボワール代表ラムシ監督、日本を警戒「優れたチーム。我々にはカウンターという切り札もある」

text by パスカル・フェレ photo by Getty Images

我々には、カウンターアタックという切り札もある

――チームの高齢化が進むコートジボワールは、選手が疲弊する危険性を常にはらんでいますが、機動力のある日本を相手に90分間戦い続けることができますか?

「ディシプリンがあり屈強な選手たちを適材適所に起用し、彼らが日本にプレーをさせないためのタスクを最後まで遂行しない限り日本戦は難しい。だが我々には、カウンターアタックという切り札もある。

 でも、ここで僕らの戦略を詳細に語っても、それは敵に塩を送るだけだから、そんなことをするつもりはないよ(笑)」

――本田と香川のふたりも、今季は所属クラブで出場の機会に恵まれていません。コートジボワールにとって有利な状況といえますか?

「僕はそうは思わない。間違いなく世界のトップクラスである彼らが、フレッシュな状態で大会に臨めるわけだから。それでコートジボワールが有利にはならないだろう」

――繰り返しますが主力が軒並み30歳を超えているコートジボワールは、厳しい気候条件のもとフィジカル面のフレッシュさが求められる大会で、難しい戦いを強いられるのではありませんか?

「フィジカルコンディションが重要であるのはもちろんだけど、こうした大会では経験が持つ意味もまた大きい。とりわけW杯のような大会では、ドログバやトゥーレ兄弟、ゾコラ、ロマリック、ジェルビーニョといったビッグクラブでプレーしてきた選手の経験が、チームのために役に立つと信じている」

――それでは最後にコートジボワールの目標は何でしょうか?

「グループリーグの突破だ。それが達成できたならば、できる限り遠くまで行くことだ。W杯ではまだ何の足跡も残していないコートジボワールにとって、ラウンド16に進めればそれだけですでに大きな成功だ。

 もうひとついえば、最終的にコートジボワール国民がエレファンに誇りを持てるような大会にすること。優勝しない限り、いつかは敗退する。そのときに胸を張ってブラジルを去りたい。それもまた僕の願いだ」

【了】

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