多くの選手を帯同させて怪我人にも対応する
――何人かの選手は、シーズンで50試合以上をこなしてとても疲れた状態で準備に入ります。そのあたりの調整はどうやっていくのでしょうか?
「ダラスの合宿に入る前に、選手個々の状態――疲労の度合いや怪我の具合――を入念にチェックする。状態にバラつきがあるのは当然で、ある選手は別の選手よりずっと多くの時間プレーしている。だからそれぞれの状況に合った練習のメニューを組む。疲労の激しい選手には休息を入れながら軽めに。そうでない選手は通常通りに」
――最終リストの23人はどんな基準で選ぶのでしょうか?
「怪我人もいるから、アメリカには23人ではなくそれぞれのセクター(FW、MF、DF、GK)に2人多くの選手を連れて行くつもりだ。32人のグループで準備をしようと思っている。それならば何が起こっても対応できるだろう」
――所属するクラブで出場の機会に恵まれない選手が何人かいます。彼らを新しい選手と入れ替えるのも、あり得るということでしょうか?
「それはどうなっていくか…。過去2大会に関しては、エレファンの選手たちのほとんどがビッグクラブでレギュラーポジションを確保していたし、チャンピオンズリーグでも常時プレーしていた。その状況は、今年も変わってはいない。つまり最高の23人のグループを、これから選んでいけばいいということだ」
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