「彼にとってクロアチアは仕事、心はブラジルなの」
エドゥアルドはクロアチア1部のディナモ・ザグレブに6年間在籍した末、2002年に同国に帰化し、04年に同国代表でデビューした。だが、ブラジルに住むエドゥアルドの母親は次のように話している。
「エドゥアルド・ダ・シウバは私の息子であり、私と同じブラジルにルーツがあるのはとても重要なこと。彼は両国の国家を歌うと言った。彼にとってクロアチアは仕事、心はブラジルなの」
エドゥアルドは2010年にアーセナルから600万ポンド(約10億円)でウクライナ1部のシャフタル・ドネツクに移籍し、これまでに通算81試合で24ゴールを記録。クロアチア代表では通算63試合に出場し、29ゴールを上げており、同国の歴代通算得点ランキングではダボル・シュケルに次いで2位につけている。
一方、アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWディエゴ・コスタもブラジルから帰化した選手として知られるが、グループステージ通過後に両国が対戦した際にどちらの国家を歌うかが注目されている。コスタは2013年にブラジル代表で2試合に出場したが、14年にスペインに帰化し、同国代表で2試合に出場している。
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