シュート数12本も枠内シュートは0本。攻撃面での課題も露呈
大量失点したことで守備の綻びが注目されるが、攻撃陣も振るわなかった。
「決定力にも問題はありますが、そもそも得点につながるようなシーンがなかった。ボランチのキ・ソンヨンとハン・グギョンがボールを運ばなければならないのに、ガーナのプレッシャーに勝てなかったのか、サイドにボールを流してばかり。サイドの選手が孤立し、トップのパク・チュヨンにボールが渡らないという悪循環が生まれていました」
リュ記者の指摘は、数字にも表れている。シュート数こそ韓国12本とガーナの9本を上回っているが、韓国の枠内シュートは0本。ゴールを狙えるような場面をほとんど作れなかったことがわかる。
さらに露呈した課題は、失点後に立て直しを図れなかったこと。ホン・ミョンボ監督が「試合序盤はいい流れもあったが、失点した後にチームが乱れた」と振り返っているように、悪い流れを断ち切ることができなかった。
「主導権をガーナに握られて、試合をうまく運べない状況にあるのであれば、スタイルを変えていかなければならないのに、ずっと同じことの繰り返しが続いた。ピッチの中でチームを引っ張るリーダーがいないからです。サイドのソン・フンミンやイ・チョンヨンも、孤立した状況を打開するために自ら動くべきであったが、できていなかった」