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「23人じゃなくて、25人」。献身的にチームをささえる権田修一。“第3GK”が語るチームで戦う意味

常に日本代表に招集されながらも出場機会の無かった権田修一。エリート街道を進んだ彼にとって、この状況は難しいものだ。それでも「素晴らしい経験だった」と語る縁の下の力持ちの存在は大きなプラスだ。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

4年間で出場1試合。エリート守護神にとってかつてない日々

 2014年ブラジルW杯開幕が2日後に迫ってきた。日本の初戦・コートジボワール戦まではあと4日。ザッケローニ監督のチーム作りも最終段階を迎えている。

 指揮官は常日頃からチームの結束力や一体感を大切にしているが、それを支えているのが控えに回ることの多い選手たちである。川島永嗣、西川周作に続く「第3GK」と位置づけられている権田修一はその象徴的な存在だ。

 2010年10月のザックジャパン初陣となったアルゼンチン戦以来、出場したのは、2013年7月の東アジア杯・オーストラリア戦の1試合のみ。

 U-17、U-20、U-23と年代別代表を総なめにし、FC東京トップ3年目からレギュラーをつかんだエリート守護神にとって、これだけ試合に出られない日々はかつてないものだった。

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