10日、コートジボワール代表はキャンプ地のアグアス・デ・リンドイアで記者会見を行い、ラムーシ監督、コロ・トゥーレ、ディディエ・ゾコラの3人が出席した。
ハムストリングのけがの状況が心配されていたヤヤ・トゥーレについて質問が出ると、ラムーシ監督は「彼はここ3日間、チームの練習に参加している。100パーセントではないが、プレーできる状態だ。また、ヤヤならば100パーセントに戻らなくても、良いプレーをしてくれるだろう」とコメントした。
今のところ、ヤヤ・トゥーレは日本戦に出場する見込みのようだ。
昨日の練習レポートでは、ヤヤ・トゥーレが途中から別メニューになったと伝えたが、それはダッシュ系のフィジカルトレーニングの際に、ヤヤ・トゥーレ、ジェルビーニョ、シェイク・ティオテの3人が一旦外れて別メニュー調整を行った後、非公開の時間帯に行われたゲーム形式の戦術トレーニングで、再びチームの練習に合流したそうだ。
3人が別メニューに分かれたと同時にメディアへの練習公開が終了したため、少し情報が混乱してしまった。
コートジボワールの広報担当者は「ヤヤはベストコンディションだ」と胸を張るが、とはいえ、彼が負荷の高いトレーニングを避けている状況を見ると、やはりラムーシ監督が述べたとおり「100パーセントではない」のだろう。
不完全なヤヤ・トゥーレとはいえ、危険な存在であることに変わりはない。
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text by 清水英斗