切り替えに時間がかかったクロアチア戦
――同点に追いつかれた時は混乱したところもあったんですか?
「多少はありましたよね。後ろはかなりしんどかった。ぼんぼん相手に蹴られて、休む時間もない。ゆっくりボールを回すわけでもなく、前は2点目が取れそうだから取りに行こうとする。でも、ボールを奪われる。蹴られる。ラインが下がる。また守備に追われる。暑い中、その繰り返しで、もうヘロヘロ。
同点になったあと、個々が一対一で戦うのか、それとも勝ちにいくためにリスクを負って前に出るのか。そういうところでも一つになれなかった。僕はチームの方向性が一つになっていれば、負けていいとは言わないけど、達成感は得られると思っていた」
――第2戦のクロアチア戦に向けては、すぐに気持ちは切り替えられましたか?
「めちゃくちゃ時間がかかりましたよね。普通ならば課題が出たから、切り替えて次の練習をしようってなるけど、負けたショックはある、疲れ切ってもいる。みんな黙ってるし、覇気はない。切り替えるのに1日、2日費やしてしまい、準備の時間が足りなくなる」