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【コートジボワール密着!】練習で見えた警戒すべき攻撃パターンとは? ヤヤ・トゥーレは足に違和感、別メニュー調整続く

text by 清水英斗 photo by Hideto Shimizu

注意すべき2つの攻撃パターン

【コートジボワール密着!】練習で見えた警戒すべき攻撃パターンとは? ヤヤ・トゥーレは足に違和感、別メニュー調整続く
コートジボワールの攻撃面で注意すべきポイントはいくつかある【写真:清水英斗】

 ここで冒頭の公開部分は終了。あまり多くは見られなかったが、コートジボワールの攻撃面で注意すべきポイントはいくつかある。

 一つは、サイドプレーヤーの活用パターン。4日に行われたエルサルバドルとの親善試合で、前半8分にジェルビーニョが決めた形だ。1トップのドログバが前線から少し引いてボールを受け、そのスペースに対し、サイドからスピードのあるジェルビーニョが、ディフェンスラインとオフサイドの駆け引きをしながら斜めに飛び出す。

 この形は脅威だ。もともと、スタートポジションでウイングに広がったジェルビーニョは、ディフェンスラインやボランチからロングパスを受け取り、1対1のドリブルで仕掛けることを得意としている。

 ただ、それを警戒して広がりすぎると、エルサルバドルのように中盤の中央でボールを収められ、前を向かれた瞬間、サイドからジェルビーニョやカルーがカットインして飛び出してくる。コートジボワールは少なくとも、この二つの形を使い分けるだろう。サイドプレーヤーへのルートを、いかに防ぐかが鍵になりそうだ。

 予想されたことではあるが、どうやらサイドバックの長友佑都と内田篤人は相当にしんどいディフェンスを迫られることになる。前線からのプレスがうまくハマれば問題は少ないが、たとえばザンビア戦のように守備がハマらない事態になれば、最後は彼らの1対1に賭けるしかない。そういうシチュエーションは必ず訪れるだろう。

 また、日本は中盤にポジションを取るヤヤ・トゥーレ、ティオテ、ドログバらを、センターバックとボランチの間でしっかり受け渡さなければならない。ザンビア戦で上手くいっていない印象があったので、この点も要注意だ。

 ここを自由にさせると、ミドルシュートを打たれるだけでなく、長友や内田はスルーパスのタイミングを読みづらくなり、難しい対応を迫られることになる。

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