左サイドを意識した練習。日本の香川&長友を警戒か
9日のコートジボワール代表のトレーニングは、現地時間15時半にスタート。冒頭15~20分のみメディアに公開された。
最初にビブスによって10人ずつに分けられると、対面で6~7分ほどウォーミングアップ。一方、3人のGKは専門的な練習へ。
その次は、2対2のトレーニング。ピッチは用意されたラインによって、ペナルティーエリアとタッチラインの幅に両サイドのゾーン、そして中央はペナルティーエリアの幅で縦が3分割されたゾーンに分けられていた。
選手たちは左サイドのゾーンに入ると、攻撃側の2人が横方向にクロスオーバー(ボールを持っている人とすれ違い、マークを混乱させる動き)を使ってパスをつなぎながら攻める。守備側の2人はボールを奪うのではなく、正しいポジションを取りながら後退。
コーチは横方向のコンビネーションに対し、マークを受け渡して対応するように指示。自分がマークする選手ばかりに気を取られず、常に味方の斜め後ろに下がってカバーリングポジションを取り、自分のマークにボールが出た瞬間に素早く出て寄せる。
チャレンジ&カバーの基本的なトレーニングだ。左サイドのエリアで行ったところを見ると、日本のストロングポイントである香川真司と長友佑都を中心とした左からのサイド攻撃へのディフェンス強化かもしれない。
そして次は、ワンツーで仕掛けていく。この縦方向の動きに対し、コーチはマークを受け渡さず、そのままついていくように指示(うまく出来ずに裏を取られる選手も多かったが…)。
コートジボワールといえば、類まれなフィジカルとテクニックを備える一方、組織的な動きに難があると言われている。それを補うための基礎的なトレーニングを行ったようだ。
その後はダッシュ系のフィジカルトレーニングを行った後、ピッチを広く使った戦術トレーニングへ。