終盤のゴールラッシュに全て絡んだポドルスキ
ロイスよりもポドルスキの、ケディラよりもシュバインシュタイガーの状態が良好であることは明らかだった。点を重ねる毎にドイツ代表全体の調子も上向いていく。
77分、ポドルスキの左からのクロスに、クローゼがヘッドで飛び込む。4-1。
82分、ポドルスキのラストパスに、ゲッツェが決める。5-1。
89分、グロスクロイツが右サイドを突破し、中央にポドルスキが飛び込む。キーパーに阻まれるがこぼれ球をクローゼが拾って戻して、ゲッツェが止めを刺した。6-1。
ロイスの負傷、そして本大会の欠場はドイツ代表にとって痛手だが、それを補って余りあるパフォーマンスを、ポドルスキはアルメニア戦で示した。1ゴール3アシストという数字はもちろんのことだが、何よりチーム全体の活性化に一役買っていたのは間違いない。
そこでレーブも見越したのか、ロイスの欠場に伴い、ゴレツカやハーンといったアタッカーではなく、ディフェンダーのムスタフィを追加招集している。
ブラジルW杯本大会でポドルスキは先発出場となるか、スーパーサブで起用されるのかは分らないが、ドイツ代表のラッキーボーイとなる可能性は十分あると言えそうだ。
【了】