エジル、ポドルスキ、シュバインシュタイガー投入で攻撃が活性化
後半に入ると、ラームに代わってエジルが、ロイスに代えてポドルスキが投入される。そして合宿、カメルーン戦の疲れもあったのかどこか体が重たそうだったロイスとは違い、ポドルスキは絶好調と言えるパフォーマンスを示した。
52分、瞬時にラストパスに反応して左サイドに飛びだすと、中央へと折り返し、シュールレがキーパーの前で合わせて先制する。そのポドルスキのスピードは圧巻だった。
58分、ケディラに代わってシュバインシュタイガーが投入される。未だ万全とは言い難いケディラとは違って、シュバインシュタイガーもラームと同様に怪我の影響を感じさせず、コンディションは良好だった。
そして60分を過ぎる頃から、ドイツ代表の攻撃は活性化していく。66分にはボアテンクに代えてグロスクロイツが、ミュラーに代えてクローゼが投入される。
67分には一瞬の隙からショートカウンターを喰らい、グロスクロイツがエリア内で相手を倒しPKを与え、ミキタリヤンに同点ゴールを決められるが、それもドイツ代表の更なる攻勢の口火に過ぎなかった。
ドイツ代表の流動性、パス交換は加速していく。そしてその流れを途中交代で入ったエジル、シュバインシュタイガーとともに生み出し、かつ上手く乗ったのは、ポドルスキだった。
72分にはエジルからのダイレクトパスを上手く前方へトラップし、勝ち越しとなるゴールを決める。
続いて73分、シュバインシュタイガーのクロスに駆け上がったヘーヴェデスが頭で合わせ、一度はキーパーに阻まれるも、さらに押し込んでスコアを3-1とする。
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