「モウリーニョの率いるチームに好意を持ったことは一度だってなかった」
――あなたは決定機を外すより、中盤でボールを失うことのほうが苛立ちを感じる選手とされていますね。
「もちろんだよ! ボールロストはポジショニングと関係する問題であり、それはバルサに入団した日からロンドで学び続けていることだ。決定力を欠くよりボールを失うことを嫌悪しているのは事実だし、自分が過度な完璧主義者だと考えることもある。
だけどロンドは本当に効果的で、選手をすべての面で改善させられる完璧な練習方法なんだよ。パスをミスすれば円の中に入り、ボールを奪うために踊らされ続ける。だから慎重になるし、そのようなスリルによって楽しみながら続けられるんだ」
――バルサは主要タイトルを獲得できずに13-14シーズンを終えました。ジョゼ・モウリーニョは、バルサのサイクルが終焉を迎えたとの見解を示しています。
「彼が志向するプレースタイルはバルサとは完全に異なるもので、かなり守備的だ。もちろん、僕はモウリーニョのスタイルにも敬意を払っている。だけど、そんな彼がバルサのスタイルを嫌悪するのは当たり前のことなんだよ。
現在だけでなく、5年前からバルサのプレーを嫌い続けてきたモウリーニョは極度の成果主義者であり、僕は彼の率いるチームに好意を持ったことは一度だってなかった。CLを制覇したあのインテルが、誰の記憶に残っているんだい?
彼は結果を手にする監督かもしれないが、指揮したチームに遺産を与えることはない。ヨハン・クライフのオランダ、ペップのバルサ、ラ・キンタ・デル・ブイトレのマドリーみたいに遺産を生むことはないんだよ」
【了】