前半の劣勢を冷静に分析。「与えられた時間でいい準備するだけ」
ブラジルW杯本番前ラストマッチとなった6日のザンビア戦では前線のいずれかのポジションで先発起用されるかと思われたが、ふたを開けてみるとベンチ。それでも本人に落胆はなかった。
「スタメンかどうかは監督が決めることだし、これもサッカー。与えられた時間でいい準備するだけ。昔は悔しいとかあったけど、そんなことは言っていられない。W杯を戦わなければいけないから、どうサポートするか、どうできるかというところに気持ちを持っていくのが大事。
ただ、前半から失点して3点を取られたのは問題だし、ミスが多かった。すぐに出せばいいのに1つ止めて出して取られてカウンターというのがすごく多い。それは試合中にもみんなに言った。
クリアしても、つないでも、全部向こうにボールが渡っていた、そうなると苦しい時間帯が続くよね」と彼は前半の劣勢を厳しい視線で見つめていた。
迎えた後半。柿谷曜一朗と代わった大久保は、前日練習後にもプレーを熱望していた1トップに入り、積極果敢に相手の裏へ飛び出そうとする。
それが15分間続いた後、大迫勇也が1トップに入ったため、大久保は右へ移動。香川真司らと左右のポジションを入れ替えながら流動的に動いて、距離感を近づけていった。