“仮想コートジボワール”。アフリカ系選手との対戦は貴重な経験
ザンビア戦でやるべきことは過去2戦と同じようにチームや選手の仕上がり具合を確認することだが、“仮想コートジボワール”であるザンビアと戦うことでアフリカ勢と対戦する感覚にも慣れていくことも大切なテーマだ。
アフリカ系選手の身体能力はアジアではなかなか経験できないので、いきなりコートジボワールとぶつかる前に黒人選手と対峙する時の注意点を実戦でおさらいできるのは大きい。
海外組は比較的そういった選手と戦うことに慣れているとは言え、アフリカ系選手のみで構成されたチームと戦うことは普段ないので、いい機会になるだろう。
アフリカ勢との対戦では単純なフィジカルコンタクトの強さやスピードの速さに加え、しなやかな身体から繰り出される独特のリズム感や予想しにくい動き、黒人選手特有の加速感といったものも普段なかなか経験できないところなのでやっかいなポイントになる。
そういったものは映像を見ただけではなかなかわからないので、実際に体感することでコートジボワール戦に向けて感触を掴んでおきたい。
ヒザ下の長さの違いから、想像以上にタックルが深かったり、「こんなところから足が出てくるのか」という感覚に襲われることもあるだろう。そういったことも経験できれば、W杯初戦への糧になる。