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日本代表 10年前

「あれくらいチャンスに絡めば点取れる」。自信溢れる香川、強い危機感も。「フィニッシュ精度は課題」

コスタリカ戦で昨年9月のガーナ戦以来の公式戦ゴールを決めた香川真司。マンチェスター・ユナイテッドでの2年目は、まさかのノーゴールに終わり不安視する声も挙がっていたが、本人の自信に揺らぎはなかった。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

ゴールへの強い渇望が実を結ぶ

 マンチェスター・ユナイテッド2年目の今季は、まさかの無得点でシーズンを終えた香川真司。「これだけ長い間、得点から遠ざかるのは初めて」とこれほどの苦境を本人も予想だにしなかったという。

 2週間後に迫った2014年ブラジルW杯まで悪循環を続けるわけにはいかない。彼自身のゴールへの強い渇望が、2日のコスタリカ戦での決勝点という形で実を結ぶことになった。

 その場面は1-1の同点で迎えた後半35分に訪れた。左サイドからドリブルを仕掛けた香川は、セレッソ大阪同期入団の盟友・柿谷曜一朗にいったん預けてリターンをもらい、右足を一閃。同じW杯出場国から勝利を引き寄せる一発を決めた。

 公式戦の得点は3月のニュージーランド戦のPK以来だが、流れの中のゴールに至っては昨年9月のガーナ戦から9カ月も遠ざかっていた。

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