「今までやってきたことをそのままやりたい」。読みの鋭さを随所に披露
コスタリカ戦の前半は、昨夏の東アジア杯で息の合ったコンビネーションを見せた青山敏弘とボランチを組んだ。青山がタテへの意識を前面の押し出す中、山口は彼のやや後方に位置しつつ確実にフォローし、相手のカウンターの芽を摘む読みの鋭さを随所に披露した。
「今までやってきたことをそのままやりたいという気持ちはありました。立ち上がりに相手に押し込まれる時間が長かったので、その時にボールを回せなかったのは、反省しなくちゃいけないですね。
相手が真ん中を締めてきて、前の選手がFWと一緒のラインに並んで足元で受ける時間がすごく長かったので、ハーフタイムには修正して、後半はしっかり出来たと思います。カウンターで何度か危ないシーンを作られたので、そこは直していきたいですね。
ただ、失点の場面は最後まで行かれましたけど、センターバックがズレてカバーするとか、ボランチがカバーするということを、もう少しやらないといけなかった。
ボールを相手のFWに収められてしまうシーンもけっこうあったから、そこはボランチとしてはもっと挟みにいきたい。そこでボールを取れたら大きいですからね」と山口本人は浮き彫りになった課題を冷静に受け止めていた。