積極的な縦パスでアクセントをつけた山口&青山
日本代表は日本時間3日(現地時間2日)、米フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームズ・スタジアムでコスタリカ代表と対戦。
この試合、ザッケローニ監督は大久保嘉人を右ウイング、今野泰幸を左サイドバック、ボランチには山口蛍と青山敏弘を起用。そして、本田圭佑がキャプテンマークを巻いてキックオフを迎えた。
前半11分に大迫、同25分には大久保、29分には山口が決定的なチャンスを迎えるが決め切れず。
逆に、31分にブライアン・ルイスのゴールで先制を許し1-0で前半を折り返した。
現地で取材する日本代表番記者の神谷正明に話を聞くと
「重要なポイントであるコンディション調整は問題なく進んでいる印象。試合勘が心配された香川は、前日に本人が『不安は無い』と言った通り、攻守に問題なくプレーしていた」
最も良かった点に関しては
「ボランチのコンビが面白かった。山口は持ち味であるセカンドボールへの寄せの速さを発揮しつつ、前に出たり縦パスを入れたり好プレーを見せていた。さらに、青山は持ち味の縦パスを何度もトライしフィニッシュに直結する形を生み出していた。遠藤がポゼッションを重視し、ボールをキープするプレースタイルだけに対照的な2人にプレーは面白いものだった」
逆に不安の残る選手については
「やはり本田。消えている時間が長く、本調子ではない印象。持ち味のミドルシュートを打てる場面でもパスを出しており、消極的になっている」
右ウイングで先発した大久保については
「岡崎とは違って色々なところに顔を出せる。積極的なポジションチェンジで攻撃にアクセントをつけている。もともと高いテクニックを持つだけに面白い存在となりそう」
【了】
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