本田と香川の実戦経験も重要なテーマ。残された時間を最大限に有効活用
また、W杯本番に向けた調整という意味では、選手たちの試合勘をベストの状態に近づけていくことも大切なテーマだ。とりわけクラブで出場機会に恵まれていなかったザックジャパンの主力選手、つまりは本田圭佑や香川真司に限られた時間のなかでできるだけ多くの実戦経験を積ませること。
主導権を握って自分たちのプレースタイルで試合を進めていきたいと考えているザッケローニ監督にとって、本田と香川は欠かすことのできない重要なピースだ。攻撃の核となる彼らの状態を初戦のコートジボワール戦までに可能な限り本来のレベルに引き上げておきたい。
「本田、香川に関してはシーズン中に多くの出場機会を得られなかったので、ここでは多くの時間で試合に出なければいけないと考えている。
各々の出場時間を見極めながらやらないといけないが、彼らはより多くの時間、試合に出るべきだと思っている。90分フル出場を約束しているわけではないが、できるだけ多く使いたいと思っている」
ザッケローニ監督は攻撃のタクトを握る2人が本番でハイパフォーマンスを見せられるよう、残された少ない時間を最大限に有効活用するつもりだ。