キプロス戦より戦術的な部分の質を深く確認へ
コスタリカ戦の目的はキプロス戦からそれほど変わらないだろう。1つは約2週間後に迎えるW杯に向けたコンディション調整の一環であるということだ。
ザッケローニ監督も今回の試合の意義について、このように断言している。
「結果、内容よりも本番に合わせる作業が大切かなと思う。フレンドリーマッチでも結果を、という期待があるのはわかっているが、一監督の立場としては本番にいかに合わせるかに焦点を絞っているので、このゲームでもしっかりとコンディションや選手の出場時間の制限を見極めていきたいと思っている」
無論、そうは言っても、本番まで日にちがどんどん少なくなっていっているなかで、自分たちがブラジルの舞台で表現しようとしているサッカーの細部は詰めていかなければならない。
キプロス戦は直前に鹿児島・指宿合宿でフィジカルを徹底的に追い込んでいたため、コンディション的には底に近い状態で臨んだ。
しかし、米フロリダ州クリアウォーターに渡ってから、ザッケローニ監督はトレーニングの内容についてこう語っている。
「フィジカルコーチとやるトレーニングは前回の合宿よりも少なくなってきていて、その分、戦術トレーニング、動きのある中での戦術トレーニングを少し増やしている」
キプロス戦よりは戦術的な部分の質を深く確認していくことになるだろう。