「良い準備期間にできるかどうかは自分たち次第」
吉田は2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪と二度の世界舞台を経験しているが、W杯はこうした大会とは全く別物だと日々、感じている。
「まずメディアの数が違いますね(苦笑)。周りの騒ぎ方もそう。周囲が騒がしくなっていくんだなというのは感じます。
(ロンドン)五輪の時はケガもあって、僕自身いっぱいいっぱいだったんで。でも今は五輪の時よりケガの状態も良いし、ある程度隔離されているんで気持ちも落ち着ける。
でも規模がデカイなというのは日本に帰ってきた時から感じていますし、これからさらに感じるんだろうなと思います。だからこそ、良い準備をしなければいけない。良い準備期間にできるかどうかは自分たち次第。練習から質の高いものを出していきたいです」
ザックジャパンの4年間、最終ラインを統率すると同時に海外でハイレベルな経験を蓄積した吉田の出来が、W杯本大会での日本の守備の成否を左右すると言っても過言ではない。まずはコスタリカ戦で不安を感じさせないパフォーマンスを披露したい。
ザッケローニ監督は「トライ」と語った。コスタリカ戦での出来如何によっては、本大会での出場は危うくなる。吉田にとって“良い準備”のための試合にすることができるか、注目だ。
【了】
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