「身内でさえも驚く、自分自身も驚くくらいの自信がある」
「それとは別にもう1つ、根拠のない自信ってのがある。なぜそんな自信があるのか分からないし、身内でさえも驚く、自分自身も驚くくらいの自信がある。チームが大きな成果を挙げるためには、こういうものを持った人が1人2人は必要なんだと僕は思っています。今のチームにはそのポテンシャルがある」と本田は独特の言い回しで、6月14日のコートジボワール戦を2週間後に控えた現在の胸中を、率直に吐露した。
10分以上にわたって質疑応答が続く中、彼自身がひと際、語気を強めたのが、公式サイトに記した「集大成」の意味を問う質問が飛び出した時だった。それが「通過点」としての集大成なのか、「本当に最後のW杯」という意味なのかを聞かれた本田は「次がないくらいの気持ちで臨むべき」と本人は改めて強調していた。
「やはり4年に一度しかないW杯ですから、当然ながらここにいる全員に次へのW杯の保証、プレーできる保証はない。その後のことは全員が意識しているでしょうけど、まずはこの大会に懸ける思いという意味だし、先があるなんて思って挑めるわけはない。
自分の中ではここを節目にやるっていう気持ちで今までやってきたし、次はないくらいの気持ちで挑むべきだと自分には言い聞かせています」