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日本代表 10年前

磐田・シャムスカ監督が日本代表に太鼓判「グループは2勝1分で勝ち点7。ベスト4が現実的な目標」

text by 南間健治 photo by Getty Images , Torao Kishiku

「ベスト4が現実的な目標設定」

――W杯における日本代表の戦いをより具体的に展望してください。

「その質問に答える前に、少しいいですか? 他の監督が、他の監督の戦術などをたやすく言うことはリスペクトに欠くことだと思う。監督という仕事は常にリスペクトがなければいけない。

 私自身、他の監督からもそう思われたいし、やはり自分たちがされたくないことはしたくないという考えがあります。その上でお答えしますが、まず言えることは、彼らが試合をする会場はどこも暑いということ。

 大会期間中はブラジルでは冬ですが、冬でも試合会場となる地域では寒いという感覚がない。もちろん多少暑さは和らぎますが。ただし、日本代表の合宿地のサンパウロは寒い。調整の面で、そこはちょっと心配をしてしまう部分です。

 日本のグループから言えば、普段のプレーを出せれば日本は必ず予選を突破できると思います。ただ、その次、つまり、決勝トーナメントのことに気を配らなくてはいけないと思います。そこでしっかりとメンタルを保ち、自信を持たなければいけない。

 日本代表が今まで見せてきたものを前提に考えれば、目標設定はベスト4。それが現実的な目標設定だと思います。そこから何が起きるのかは状況次第ですが、コンフェデ杯や直近の練習試合を見る限り、W杯で良い結果を残せると期待していいと思います」

――グループリーグの勝ち点予想は?

「憶測になるし、憶測はどの監督でも嫌いだと思いますが……それは宝くじのような感覚になるので。ただ、あえて予想するならば、最低でも勝ち点7。2勝1分という結果を残してくれると予想します」

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