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日本代表 10年前

4年間の進化感じる長友、コートジボワール撃破へ自信「守備できる選手いない。日本のSBの動きについてこられない」

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Getty Images

「自分も成長してきたのかなと思うようになりました」

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長友が成長を実感した今季・セリエAでの戦い【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

「セリエAで相手が僕を1対1にさせてくれなくなった。毎試合、自分が(ボールを)持った時に絶対2人のマークにつかれる。相手の監督がサイドバックをよく変えるようにもなった。

 後半になっても僕が動けるから、サイドバックを変えてフレッシュな選手で僕のマークをつけるとかね。そういう部分を見ていて、自分も成長してきたのかなと思うようになりましたね。

 特にそれを実感したのは今季に入ってから。この1年、マッツァーリ監督のもとで前をやるようになって、開幕から3ヶ月くらい経った時に、『ちょっとマークのつき方が違うな』と。

 今までだったら2mの間隔で寄せてきたものが、3~4mの距離をとって、僕に時間をかけさせるようになっている。セリエAは戦術がすごく細かい部分があるから、相手が対策を取ってきているのも分かります」と長友は年々、相手に脅威を与えられる存在へと飛躍しているのだ。

 この弾丸サイドバックと香川との「左のホットライン」がザックジャパンの生命線といわれて久しいが、その度合いは以前よりも高まっている。インテルとマンチェスター・ユナイテッドにいる2人のキーマンを封じようと、相手も徹底的に研究を重ねてくるだろう。

 相手の対策を打ち破ることは容易ではない。だが、今の自信にあふれた長友ならそれも可能だ。4年間の進化を見せるときは、すぐそこまで迫っている。

【了】

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