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日本代表 10年前

4年間の進化感じる長友、コートジボワール撃破へ自信「守備できる選手いない。日本のSBの動きについてこられない」

キプロス戦で負傷し心配された長友佑都だったが、問題はないようだ。合宿地で応じた取材では、コートジボワール撃破への自信をのぞかせた。自分がこの4年間、セリエAでもまれ、成長してきたことを感じているからだろう。

text by 元川悦子 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Getty Images

「最悪の環境の方が僕はいいかなと思います」

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アメリカで取材に応じた長友【写真:Getty Images】

 指宿合宿中の24日に本田圭佑、川島永嗣とともに遅れて合流したものの、27日のキプロス戦では高いパフォーマンスを見せた長友佑都。右ふくらはぎを打撲したこともあって、試合後は一言も語らずにミックスゾーンを去っていった。

 最近の長友は二度目のW杯へ集中力を高めようとしているせいか、あまりメディアに対して多くを語らなくなっている。が、直前合宿地・アメリカに入った翌30日の取材対応では、久しぶりにじっくりと自らの考えを語ってくれた。

「(欧州とは気候が圧倒的に違う?)そこはメンタルで変わりますね。コントロールができるところなんで、全く問題ない。むしろ暑くて湿気があった方が僕にとっては有利。相手選手がバテるんでね。最悪の環境の方が僕はいいかなと思います。暑い中できついと思えば体は動かないし、全然余裕だなと思えば体が動く。全てはメンタル次第だと思いますね。

(キプロス戦で動けていた?)僕としては今の状態はまだ80%くらい。これから初戦に向けて100%の状態に持っていって、初戦を超えてから100以上、120くらいまで持っていきたいと思っている。

 調整の仕方は、自分自身で逆算してできているから、これからどんどん上がっていくと思います」とイタリアでの4年間を経て、強靭なメンタルを身に着けた彼は、余裕の表情でこう語っていた。

 ちょうど4年前のスイス・サースフェーでの直前合宿中には、ブラジル大会初戦の相手・コートジボワールとテストマッチを行ったが、0-2で敗戦。力の差を見せつけられた。当時の長友は「手も足も出なかった」とその実力差に衝撃を受けていたが、今では相手を凌駕できる自信を持っているようだ。

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