重圧に苦しむ柿谷。コートジボワール戦は全く違う顔ぶれの可能性も
一方、柿谷曜一朗は再調整のためにメディアの注目から外れることを望んでいたかもしれないが、隠れる場所を提供されることはなかった。セレッソ大阪のJ1全14試合で1得点しか挙げられず、ランコ・ポポヴィッチのチームはシーズン前の期待に応えることが出来ていない。
合計8人ものファーストチョイスが不調やフィットネス不良、またはその両方に苦しんでいる。そして、二週間に渡って行われた代表合宿では「切り替え」という言葉が流行語となっていた……。
大会が始まる前に、選手のムードや体調を改善させることがザッケローニ監督にとって重要な仕事となってしまった。
6月14日に行われるコートジボワールとの初戦までにチームの“むっとした空気”を追い払うことが出来ないならば、ザッケローニ監督は若干の変更を迫られるかもしれない。
そして、レシフェのピッチに立っている先発11人はブラジルへの切符を手に入れたサムライブルーとは全く違う顔ぶれとなっている可能性もあるだろう。
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