多くのコラムはキープレイヤーの状態に関する懸念を示す
イギリスのことわざでは「変化は休息と同じくらい良い」と言う。アルベルト・ザッケローニ監督は、彼のW杯に向けた最終的な準備がこのことわざ通りとなることを望んでいるはずだ。
しかし、このイタリア人指揮官は大会が近づくにつれて少し奇妙な状況にある。チームへの高い期待だけではなく、多くのコラムはキープレイヤーの状態に関する懸念を示しているのだ。
サムライブルーは2010年南アフリカW杯以降、61歳の指揮官の下で成長を遂げたことは疑う余地もない。そして、スカッドの中心となるのは2011年のアジア杯優勝メンバーである。
2013年のコンフェデレーションズカップで得た経験と称賛(多くの点ではないとしても)、さらには昨年のオランダ戦(2-2)、ベルギー戦(3-2の勝利)の親善試合によって強国とのアウェーゲームでも戦えることを示した。
チームは、理論上は少なくとも南アフリカへ旅立った時よりも良い状態にあるように見える。そして、また理論上はブラジルで待ち受ける敵の方が4年前のグループEに集まった国々よりもわずかに気が楽だ。
オランダ、デンマーク、カメルーンという非常に経験豊かで恐るべき相手との対戦を用意された2010年に日本は6ポイントを獲得した。一方でコロンビア、コートジボワール、ギリシャという相手はいずれか、または全てを打ち破ることが出来るように見える。