「誰が出るか分からないような状況が目に見えて出てきている」
ただ、0-2で完敗し、岡田武史前監督が進退伺いをするような事態にまで発展した4年前の壮行試合・韓国戦に比べると、雰囲気は悪くないと感じているという。
「勝って行けるのは気持ち的にはいい感じです。ただ、これからアメリカへ行ってからの2試合で、自分たちがどういうゲームをするかで雰囲気も変わってくる。そういう雰囲気を調整していくのが自分の役目かなと。しっかり見ながらやっていきたいと思います。
今日はケガで長期離脱していた3人(内田、吉田麻也)も(酒井)宏樹も出ました。それを監督がどういう判断をしているか分からないですけど、誰が出るか分からないような状況が目に見えて出てきている。
嘉人さんにしても前のポジションだったらどこでもできるし、新しい風をもたらしてくれている。そういう競争が出てきたのはすごくいいこと。選手たちは緊張を持って練習からやっていると思います」と長谷部は今後に向けて前向きなコメントを残した。
今のチームは南アの時のような劇的な変化は起きないだろうが、何となく本番に入ってしまうのだけは避けないといけない。ようやく本来の状態に近い輝きを取り戻した長谷部。キャプテンとして、チームのかじ取り役として、長谷部に課せられたタスクは大きい。
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