「CLはすごいレベルが高かった。だから普通にやればいい」
あとは実戦にいつ戻れるかだ。最初のターゲットは27日のキプロス戦になる。本人は「いつ90分出られるようになればいいとか、そういう目安はない」と語っていたが、できることならスタメンで行きたい気持ちはあるだろう。
同じ右サイドバックの酒井宏樹が右ひざ膝腱炎でまだ痛みを抱えているだけに、ザッケローニ監督も内田を使いたい意向は強いかもしれない。その試合でこれまで通りのパフォーマンスを見せられれば、ブラジルへの不安は払拭できるだろう。
「でも自分にはこれまでチャンピオンズリーグ(CL)とかドイツでやってきた自信があるし、CLはすごいレベルが高かった。だから普通にやればいい。
4年前は対戦相手の国の名前や選手名は知っていても、それ以上は知らずにやっていました。それに大会直前にメンバーがころっと変わるのをベンチから見ているだけだった。あの後の4年間はホントに頑張ってきました。やってきた4年を無駄にしたくないし、勝ちたいと思います」
意気込みは強いが、プレー自体は自然体。普段通りの内田篤人を出せれば、ブラジルでは十分やれるはずだ。その感覚を1日も早く取り戻すことが、今の彼に課せられたテーマである。
【了】
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