ヤヤ・トゥーレ封じがカギ。イメージはすでに描きつつある
サウサンプトンのチームメートも次々と各国代表に選ばれており、今は彼らと対戦したいという思いも強い。
「ルーク・ショーのイングランド代表入りはまず間違いないと思っていたけど、『おめでとう』とは言いました。練習からみんな上手いし、『だから代表に選ばれるのか』って納得させられる選手ばかり。
イングランドにしてもウルグアイにしてもイタリアにしてもそうだけど、1次リーグを突破すれば誰かしらとは当たるんで、楽しみは楽しみです」と吉田は目を輝かせた。
ただ、その前に目先の敵を叩かなければいけない。
「ロンドン五輪もそうだったけど、初戦が全て。初戦の勝敗でその後の戦い方も変わってくるし、グループリーグ突破も左右される」と彼自身も6月14日のコートジボワール戦(レシフェ)にしっかりと照準を合わせているという。
そのコートジボワールの攻撃をコントロールするのが、マンチェスター・シティのヤヤ・トゥーレ。同じプレミアリーグで戦う吉田は、彼の凄さが嫌と言うほどよく分かっている。
「とにかく彼を止めなきゃ話にならないと思うんで。ドログバとか、ボリーとか、ジェルビーニョとかのことを考えないといけないけど、ヤヤ・トゥーレが攻守のキーになってくるのは間違いない。攻守ともに彼のところをうまく止めることがカギになってくると思います。
プレミアで最優秀選手のスアレスと競ったくらいなんで、僕が言う必要がないくらい凄いでしょ(苦笑)」と冗談交じりで語りつつも、頭の中で彼を封じるイメージはすでに描きつつある。