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日本代表 11年前

市場価値で見るW杯での日本の“立ち位置”。8グループ中最下位の「C」、ザックジャパンはその中で3位

W杯出場国の中で日本の立ち位置はどこにあるのか? ひとつの指標となるのが市場価値だ。選手の移籍金の目安となる価値をドイツの移籍市場専門サイトが発表している。このたびW杯についての特集で、32ヶ国の価値が明らかになった。

text by 本田千尋 photo by Asuka Kudo / Football Channel

ドイツ人気サイトがまとめたW杯出場国の選手市場価値

 ブラジルW杯の開幕が間近に迫ったドイツでは、駅中の書店やスーパーの雑誌コーナーでブラジルW杯を特集するものが目立ち始めた。多くは大会日程や参加国紹介を含む選手名鑑のようなものである。

 その中で、「transfer.markt WM-HEFT(トランスファー・マルクト W杯号)という254pの小冊子が目に留まった。ドイツの移籍市場専門サイト、「transfer.markt」がブラジルW杯に特化した紙媒体となったものである。

 開いてみると、まず参加国の場所を示す世界地図、ポドルスキのインタビュー、テレビの放送スケジュール、ドイツ代表候補の紹介…と続き、そしてグループ毎にデータが記載されていく。この雑誌のデータで特徴的なことは、大元が移籍市場専門サイトなので、やはり「選手の市場価値」に関するものが目立つことだ。

 ドイツ代表ノイアーを例にとってみると、誕生日、出身地、身長、ポジション、利き足といった項目が並び、「35ミリオンユーロ(約49億円)」という市場価値が一番大きく目に留まる。また各グループの紹介ページでは、まず国別に世界ランク、W杯参加回数、市場価値、平均市場価値、平均年齢、が記されている。

 ここでいう市場価値とは、本冊子に掲載されている各国代表候補30人の市場価値の合計で、平均市場価値は合計を30で割ったものとなっている。ドイツ代表の市場価値は「676,000,000ユーロ(約946億4000万円)」とあり、平均は「22,533,333ユーロ(約31億5466万6700円)」、という訳である。

 そこで、日本代表が入ったグループCを、「transfer.markt WM-HEFT」記載の「市場価値」を通して眺めてみることとする。いわゆるドイツ=第三国から見たグループC、そして日本代表が見えてくるはずだ。

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