フットボールチャンネル

【データで読む】共に新監督でスタートした2冠・マンCと7位・マンU。どこで差がついたのか?

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

新戦力でプラスαの上乗せが出来たシティ。ユナイテッドは失敗

 彼ら新戦力のパフォーマンスはどうだったのか? シーズン中のレビューでも引用したパフォーマンス・スコア(オプタ社による攻撃、守備、ポゼッションでの評価)を見てみよう。

【データで読む】共に新監督でスタートした2冠・マンCと7位・マンU。どこで差がついたのか?
新戦力のパフォーマンス・スコア

シティ
・マルティン・デミチェリス 827点
・ヘスス・ナバス 728点
・フェルナンジーニョ 664点
・アルバロ・ネグレド 397点
・ステファン・ヨベティッチ 259点
平均575点

ユナイテッド
・フアン・マタ 469点
・マルアン・フェライニ 324点
・ギジェルモ・バレラ 出場なし
平均396.5点

 トップ10のチームを見てみると、500点以上がシーズンを通して貢献した選手、600点以上が印象的な活躍を見せた選手、800点以上が素晴らしかった選手、1000点以上がMVP級であるため、シティの補強は効果的だったと言えるだろう。

 ヨベティッチは序盤の負傷で満足な出場機会が得られなかったが、ネグレドとともに30億円以上の移籍金に見合った活躍は出来なかった。その反面、デミチェリスのコストパフォーマンスは抜群なものとなった。

 ユナイテッドに関しては、マタは冬の移籍市場での獲得だったため、本当の評価が下せるのは来シーズン以降だろう。しかし、フェライニは約48億8600万円という移籍金には到底相応しくない結果となった。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!