ともに100億円超えの出資。ユナイテッドは純支出で過去最高

　では、選手個人のパフォーマンスはどうだったのだろうか？　まずは、新体制を迎えるにあたって獲得した主な選手を見てみよう。

　マンチェスター・シティ

・フェルナンジーニョ　3520万ポンド（55億7000万円）
・ステファン・ヨベティッチ　2288万ポンド（約39億2150万円）
・アルバロ・ネグレド　2200万ポンド（約37億7000万円）
・ヘスス・ナバス　1760万ポンド（約30億1650万円）
・マルティン・デミチェリス　440万ポンド（約7億5400万円）
合計　約174億9600万円

　マンチェスター・ユナイテッド

・マルアン・フェライニ　2851万ポンド（約48億8600万円）
・ギジェルモ・バレラ　154万ポンド（約2億6390万円）
・フアン・マタ（冬の移籍市場）　3936万ポンド（約67億4600万円）
　合計約118億9590万円

　シティは、昨シーズン優勝を逃していることからも大型補強を敢行してきた。一方のユナイテッドは選手の数こそ少ないものの、マタにクラブ史上最高額を投じることで100億円超えの出資をしている。

　ユナイテッドの金額は、アンデルソン、ナニ、ハーグリーブス、テベス（レンタル）らを獲得した07-08シーズンの約156億1200万円、ベロン、ファン・ニステルローイ、フォルランらを獲得した01-02シーズンの約129億5000万円に次いでクラブ史上3番目の高額となった。

　さらに、選手売却額と合計すると07-08シーズンが約89億9000万円、01-02シーズンが約53億1700万円と大幅に金額が下がる一方で、今シーズンの売却額はザハのレンタル料である約2億7000万円のみ。合計では約116億2590万円と、純支出額ではこれまでで高額なシーズンとなった。

　ちなみにシティの純支出額は、07-08シーズン以降では昨シーズンの約26億5400万円以外全て100億円超えとなっている。