セットプレー得点数、チャンスメイク数で大きな差
まず、チーム全体のスタッツを見てみると、興味深い結果となった。
シティ | ユナイテッド
・得点:102点 | 64点
・失点:37点 | 43点
・セットプレー得点数:26点 | 16点
・シュート正確率:47% | 46%
・チャンスメイク数:533回 | 387回
・ポゼッション率:55% | 54%
・パス成功率:86% | 84%
・平均パスレンジ:19m | 19m
・1対1勝率:49% | 50%
・平均ディフェンスアクション:41回 | 57回
・警告/退場:72/1 | 68/3
得点数と失点数を除いて、両チームのスタッツで最も差が付いている項目がセットプレー得点数とチャンスメイク数だ。では、この2項目のリーグ全体のトップ3を見てみよう。
セットプレー得点数 | チャンスメイク数
1位 リヴァプール:36点 | 1位 シティ:533回
2位 シティ:26点 | 2位 チェルシー:506回
3位 チェルシー:20点 | 3位 リヴァプール:488回
見事に優勝争いを演じた3チームが占めている結果となった。シティ、リヴァプール、チェルシーがトップ3を独占した項目は、この2つと得点数の計3項目だった。
ユナイテッドは、優勝を遂げた昨シーズンのチャンスメイク数が438回で、セットプレー得点数は26点だったことからも、チャンスを作る→セットプレーを獲得→セットプレーで得点を挙げるという流れがチームの成績に大きな影響を及ぼすと言えるだろう。
特にセットプレーの内訳を見てみると、
シティ | ユナイテッド
CK:12 | 3
PK:6 | 5
直接FK:5 | 5
FKアシスト:3 | 3
9点もの差が生まれているコーナーキックでの得点がいかに重要か分かる。実際、昨シーズンのユナイテッドはコーナーキックで15得点も挙げていたのだ。