自分の役どころを認識「冗談を言ってやわらげるのが自分かなと」
南アではできなかった「自然体」を貫いて、彼は21日からの指宿合宿に入った。16~19日に都内で行われた欧州組合同自主トレをはるかに超える負荷が初日からかかっているようで、「相当きつい」と訴える選手もいる。
岡崎は「結構休んだので、上げるだけ上げられれば」と意欲的にフィジカル強化に臨んでいる。その表情は明らかに4年前とは違っている。
「前回で良かったのは、チームとして団結して戦えたところだったけど、僕自身は思い悩んでプレーしたんでかなりキツかった。
自分でW杯に対して意気込みすぎてダメになったと思うので、そういう若い選手がいたらラクにさせられればいいと思う。彼らをリラックスさせて、自分たちが盛り上げられたらいいかなと思います。
ムードメーカーはこのチームにはあんまり居ないと思うけど、チームの雰囲気が固まっているなという時には、冗談を言ってやわらげるのが自分かなと。28歳になってやっとそういうことができるようになったのかなと思う。
僕は空気を読んで、そういうことをやりたい。そしてムードメーカーは麻也(吉田)とウッチー(内田篤人)あたりがやってくれればいいですね」と、彼は自分の役どころを認識している。
【次ページ】大久保には「有難い存在。頼りになる人ですね」