「嘉人さんは何でもできる選手」
そんな彼が今、一番楽しみにしているのが、セレッソ大阪時代の先輩・大久保嘉人との久しぶりの競演である。
「嘉人さんは何でもできる選手だと思いますし、コンビネーションだったり、スピードっていうところですごく共有できるんじゃないかなと思っています。ゴールを取る能力も結果でも証明している通り、高いんで、それを活かせるようにしっかりとトレーニングでやっていけたらいいなと思います。
僕らが今までやってきた『ボールを支配しながらコンビネーションで崩すスタイル』は今さら変える必要はないですし、それは僕たちがやり続けてきたもの。そういうところをもう1回しっかり確認しないといけない。
この半年でニュージーランド戦はありましたけど、実質的には半年ぶりくらいですから、この1ヶ月でもっともっと練習の中から確認していければいいと思います」と、香川は大久保の際立った能力をチームに融合させつつ、これまで積み重ねてきた日本らしいスタイルを追求していくという。
欧州で天国と地獄を味わってきた日本の10番は、ブラジルの地で新たなインパクトを残すべく、ここから一気に調子を上げていくつもりだ。
【了】
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